仕事、育児、家事……。毎日を限界まで必死に生きているシングルファーザーの皆さん、本当にお疲れ様です。
「自分が頑張らなきゃ、家庭が回らない」と、一人で全てを抱え込んでいませんか?
私はある日、心療内科で「うつ病」と診断されました。
実は、受診する直前まで、自分は頑張りすぎで「ただ疲れているだけ」と思っており、うつ病の自覚は全くありませんでした。
そんな私が病院に行くきっかけになったのは、娘の小学校で行われたカウンセリングです。
カウンセラーに状況を話しているときに、「それは辛いでしょうから、病院にいって薬などを処方してもらうのも良いかもしれません。」といわれ、病院に行くことにしました。
私の結論は、「自分で限界だと気づけない時こそ、周囲の客観的な声を信じて、一刻も早くプロ(病院)を頼ってほしい」ということです。
病院へ行くことは、父親としての逃げでも負けでもありません。
この記事では、シングルファーザーの私がうつ病を発症した原因。
心身に現れていた危険なサイン、受診のきっかけ、そして実際に処方されたお薬の効果まで、リアルな体験談をすべてお話しします。
【この記事でわかること】
私が限界を迎えた4つの原因とストレス

私がうつ病と診断されるに至った背景には、ここ数年で一気に押し寄せた「4つの大きな環境の変化とストレス」がありました。
心の病は、ある日突然やってくるのではなく、じわじわと蓄積されていくんだなと感じています。
私の心を限界に追い込んだ原因は、以下の4つだと感じています。
- 元妻の浮気と、それに伴う離婚に至るまでの調停(これが全ての原点)
- 中学生の長男と小学生(高学年)の長女を育てる日々の疲れ(家事と育児の全責任が自分一人に)
- 娘の不登校(親としての焦りと、学校への付き添い。先生とのやり取りによる精神的負担)
- 営業職での成績下落と、それに伴う部署異動(仕事に本気で取り組めないふがいなさとプレッシャー)
「離婚」「ワンオペ育児」「子供の不登校」「仕事の環境変化」。
これらは一つだけでも人生の大きな転機になるストレスです。
それが4つ同時進行した時に、私の心は限界を迎えていたようです。
私は、「自分が父親なんだから、弱音を吐かずに全部こなさなければいけない」と奮闘していまた。
仕事は半ばあきらめモードですが、娘の将来は壊してはいけないと思い特に不登校については悩んでいます。
また、調停もかなりダメージを受けました。
親権、財産分与、面会交流がどうなるかわからない不安。
勝つために一所懸命に法律の勉強をして戦略を練る。
慣れない膨大な書類作成。
調停は私の心をかなり蝕んだと思います。
【セルフチェック】心と体が悲鳴を上げていた初期症状
「自分は大丈夫」と思い込んでいた私ですが、振り返れば、心と体ははっきりと危険信号(SOS)を出していました。
特に顕著だったのが「睡眠の乱れ」です。
夜、布団に入ってもあれこれ考えてしまい全く眠れない。
そこで、眠るために毎晩お酒に頼るようになりました。
いわゆる「深酒」です。
しかし、お酒の力を借りて眠れても、結局酔いがさめた夜中の2時頃に目が覚めてしまい、そこから朝まで一睡もできないという地獄のような悪循環に陥っていました。
さらに、体調や行動には以下のような変化が現れていました。
私におこった「うつ病のサイン」
読者の皆さんも、自分自身にこんな症状が当てはまらないか、一度チェックしてみてください。
| 以前の健康な私 | うつ病のサイン |
| 適度な晩酌を楽しめていた | 眠るためにお酒を深酒してしまう |
| 朝までぐっすり眠れていた | 毎晩2時頃に目が覚めてそこから眠れない |
| 慢性的な体調不良はなかった | 頻繁に片頭痛が起こる。吹き出物ができる |
| 子供たちと笑顔で話せていた | すぐイライラして長男とケンカが増えた |
| 友人との飲み会が大好きだった | コミュニティを避け、一人になりたい |
特に辛かったのは、心に余裕がなくなったことで、中学生の長男に対してすぐにイライラしてしまい、些細なことでケンカが増えてしまったことです。
子供を愛しているのに優しくできない自分に、また自己嫌悪に陥る日々でした。
また、会社の同僚や友人から飲みに誘われても、行くのが酷くおっくうになり、「一人で飲む方がマシだ」と、あらゆるコミュニティを避けて孤独に閉じこもるようになってしまいました。
元々は飲み会も好きで自分から企画するなどかなり社交的な方です。
今思うとこの孤独が更に症状を悪化させてかもしれません。
【心療内科受診のきっかけ】「うつ病」の自覚がなかった私を救った言葉

これだけ症状が出ていながらも、私は自分の状態を「ただの寝不足」「頑張ればなんとかなる」とで思っていました。
そんな私の目を覚まさせてくれたのが、娘の小学校で行われていた「学校カウンセリング」でした。
娘が学校に行き渋るようになったため、訳あり家庭や希望者を対象としたカウンセリングを受ける機会があったのです。
当初は「娘のための相談」として行いましたが、私自身の生活やワンオペでの育児、仕事の状況についても優しく耳を傾けてくれました。
一通り私の話を聞いた先生は、とても痛ましそうな表情をして、こうおっしゃったのです。

「お父さん、それはおつらいでしょう。よくここまで一人で頑張ってこられましたね。自分では気づかないうちに、心も体も限界を迎えている可能性があります。
一度、病院(心療内科)で相談してお薬などを処方してもらうのも、選択肢だと思いますよ」
この言葉を聞いた時、私の心の糸は切れて、目から涙がこぼれおちてしまいました。
「あぁ、私は病院に行くレベルなのか・・・」と、気づかされました。
学校のカウンセリングという身近な場所が私の救いとなったのです。
初めての心療内科受診と、処方された3つのお薬
カウンセラーの先生に背中を押され、私は初めて心療内科を受診しました。
先生はとても穏やかに話を聴いてくださり、結果は「うつ状態」とのことでした。
「そう言われると、そりゃうつだよな」と自分を客観的にみることができました。
その際に、私の症状(不眠、イライラ、頭痛など)に合わせて処方されたのが、以下の3つのお薬です。
抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ) / 漢方薬

【作用と効果】
この薬は漢方薬です。体質や症状に合わせて処方されます。
虚弱な体質で神経がたかぶる人などに用いられます。
通常、神経症、不眠症、小児夜なき、小児のひきつけなどの治療に用いられます。引用:くすりのしおり
セディール錠 10mg / 抗不安薬

【作用と効果】
脳内のセロトニン受容体に作用して、ストレスなどの精神的な原因から、自律神経失調症、高血圧あるいは消化性潰瘍になっている人の体の症状や抑うつ、不安、あせり、睡眠障害をやわらげます。また、神経症により、体に異常がないのに神経が過敏になっている人の抑うつや恐怖をやわらげます。
通常、心身症や神経症の治療に用いられます。引用元:くすりのしおり
ドグマチール錠 50mg / 胃潰瘍・うつ状態治療薬
【作用と効果】
脳内の伝達物質(ドパミン)に作用することにより、抑うつ気分、不安、緊張、興奮をしずめ、精神状態を安定化します。
通常、統合失調症やうつ病・うつ状態の治療に用いられます。
引用元:くすりのしおり
まだ、飲み始めて間もないですが、睡眠の質は向上した気がします。
今のところ息子ともケンカしていないのでイライラが収まっている実感もあります。
もしかしたら、薬の効果ではなく、きちんと自分の体の事を知ったことで心が落ち着いているのかとも感じています。

薬は本物ですが、プラセボ効果みたいな現象かな。とも感じています。
いずれにせよ病院のおかげですね。
まとめ:一人で抱え込まないで。違和感を感じたらすぐに相談!

元妻との離婚から始まったワンオペ生活。
中学生と小学生の子供たちを育てながら、仕事のプレッシャーにも耐え、娘の不登校に悩む……。
そんな日々の中で、私は気づかないうちにうつ病を発症していました。
もし、私のような「眠れないからお酒を深酒してしまう」「すぐイライラして子供に当たってしまう」「人と関わるのがおっくう」などの症状があれば心と体が限界を告げているSOSです。
最後に、今回お伝えした大切なポイントを振り返ります。
子供たちにとって、父親の代わりはいません。
まずはパパが元気でいることが、結果として子供たちを一番に守ることにつながります。
一人で抱え込まず、まずは身近な相談窓口や、心療内科の先生を頼ってみてくださいね。
私のこの体験談が、皆さんの心を少しでも軽くするきっかけになれば幸いです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

シンパパの皆さんお辛いですよね。ちゃんと眠れていますか?
まずは今夜、皆さんが少しでもゆっくり眠れますように。





